springspoon

切って折るだけの製本

 数年前の冬のこと

高熱を出して寝込んでいるときに夢を見ました。

その夢がすごくリアルで

私は切って、折るだけの本を必死に作っているんです。

夢から覚めても、まだ手が覚えているような気がして

実際に作ってみたら・・・できた！！

たぶん夢の中でMINIBOOKを作っていました・・・と

その頃のblogに書いた気がするので（コメント欄かも？記憶は曖昧）

遡ってみると、いつのことだったか判るかもしれないのですが

そのことをつい最近まですっかり忘れていました。

先日、整理していたらそのときの本がでてきて

サイズを変えていろいろ作ったら・・・

楽しいかも？！ワァ～ォ！楽しい！！と

暑さも一時忘れ,単純作業に没頭すること数時間

まさに白昼夢から目覚めたように気が付いたら

下の画像のような本が10冊完成してました！！

 
糊付けや糸綴じもしないで作る

12頁だての製本なんですが（工夫次第で１６頁にもなります）

中ページはちょっとユニーク

本というよりファイル風？

B5サイズの紙で作ると「名刺」をファイルするジャストサイズ！

 

A４サイズの紙で作ると「ATC」などのカードをファイルするのにジャストサイズ！

 
交換用のATCを入れておいたり、いただいたATCをファイルしておくのによさそう・・・

 
B４サイズの紙で作ると「Lサイズ」写真にピッタリで・・・

 
A３サイズの紙で作るとハガキをファイルしておくのにジャストサイズなんです！

規格サイズの紙の8分の1サイズがそれぞれ

名刺・カード・Lサイズ・ハガキの各サイズとほぼ同サイズということなんですね。

規格サイズの紙を8等分して切って折って作るといったら

よくあるのはこんな作り方の本はご存知ですか？

 
上のように切込みを入れて折ると6ページ立ての本になります。

遠足のしおりなどで作ったことのある方も多いのでは？と思います。

私が夢の中で作った

12ページ立て本の作り方はコチラです。

（同じ規格サイズの紙2枚使用します）

 
分かりやすいように紙の色を変えていますが

まず1枚の規格サイズの横長を半分にして、画像のようにカットしてから

折ります。2枚目の規格サイズのペーパーから

８分の１サイズのカードを4枚作り

（差し込むときにスムーズに入るように

若干幅を狭くしておくのがポイントです。）

残りでカバーを作ります。

 
2つの中頁を繋げるにはそれぞれの切込みを交差させて

用意していた8分の1サイズのカードを差込み、固定させます。

 
カード4枚をすべて差し込んだら

カバーを付けて完成ですが

カバーが本体からずれないように

穴を開けたりして紐でとじる工夫などしています。

 
カバーに飾りなどを付けると

寄せ書きなどしてプレゼントにも！

ちなみに私が一番最初に作ったのは

12インチサイズのペーパーで作ったので

すごく縦長のフォルムです。

（切り込みも3本ではなく5本にしていますが作り方は同じです）

TAGBOOKにしたり

映画や美術展のチケットを入れておくのもいいかな？

最近いろいろなところでもらえる可愛いカタチのクリップを

ストックしておくのにいいかも！と思っていました。

挟んだり、貼ったりすると本体の厚みは5ﾐﾘくらいにはなりますので

カバーの背はあらかじめ5ミリの折り筋を入れておくと

キレイに仕上がります。

上の画像と簡単な説明だけなので分かり辛いかもしれませんが

ご興味のある方は是非作ってみてくださいね。

息子は「どこかで見た記憶が夢となっているのだから、

忘れているだけでいつか本などで見たんだよ」と言いますが・・・

そうなのかな？

私は不思議なほうが好きなので、

「夢の中で作り方を覚えたの！」と言ってます。（笑）

単純な構造なので何処かにあるかもしれませんねぇ～

ご存知の方は是非教えてくださいね！

夏休みの自由研究？

スタンプワンダーランドのblogで

「好きなインクは？」という夏休みの宿題をだしています。

無茶ぶりながら、「すたんぷえん」の店長が早々に

課題に答えてくれましたのでご覧くださいね！

　自分で出した課題ですが、以前からやりたかった

ことを「夏休みの自由研究」ということでやってみました。

それは数あるスタンプインクの「黒」を同じペーパーで

同じスタンプを使って捺し比べてみること・・・

インクは水性・油性の違いや

ダイインク・ピグメントインクなど同じ黒でも捺したイメージが

かなり違います。

細かい線がキレイにでるものや

面が多いスタンプのベタ面がきれいにでるのも

青みがかった黒・渋く光る粒子が入っているもの等

同じ紙で捺し比べてみました。

 
 
 
定番の「写真がたくさん貼れるMINIBOOK」で作りました。

アンティークタイプラーターのスタンプで比べています。

 
 

スムース（テクスチャーのない）マット紙に捺してみたところ

ツキネコ社のバーサクラフトの 「リアルブラック」がかなり濃い黒でいい感じです。

布用にも捺せるインクですが紙にも滲まずくっきり捺せる実力派だったのね～

Lパッドを持っていないので是非買わなくては！と思いました。

ツキネコ社のバーサファインの「オニキスブラック」

新発売のステイズオンオペークの「アイボリーブラック」も

甲乙付けがたい！

シャープな黒で捺印できました。

マービー社のインクパッド「ブラック」も深く濃い黒で

ベタ面も線もくっきりでましたよ。

 
４０ページもあるMINIBOOKで作ってみたので

マット紙2種類の他、光沢紙（グロッシーペーパー）やWAXペーパー

そしてクリアのエンボスパウダーでヒートエンボスしたり

黒いペーパーに「白インク」も捺して比べてみました。

今回使ったスタンプがベタ面の多いスタンプでしたし

「タイプライター」というモチーフでしたから

一番いいなと感じたインクは

ずばりツキネコ社のブリリアンス「グラファイトブラック」。

温かみのある深い黒の色味がいいんです！

同じブリリアンスの「ライトニングブラック」は金が混ざった黒で

光の加減でイメージが変って見えて味わい深い絶妙な色味です。

同じ黒でも本当に違いますねぇ～

インクやスタンプの整理をしながら少しずつ作ったのですが

正直途中で面倒くさくなってしばらく放置・・・

だって連日のこの暑さ！

（おかげさまでクーラーは無事取り付けができました）

まだまだやりかけのものはたくさんあるんですけれど・・・

こうして完成したものを手する達成感っていいですね。

夏休みの宿題がひとつ終わった感じです。

そうそう、「好きなインクはなんですか？」

私は・・・

ピグメント（顔料）系のインクの中では

ツキネコの「ブリリアンス」

黒もそうですが

濃い赤・緑・ブルーも美しい色合いです。

チョコレートやベージュ等の茶系のカラーも大好きです！

そしてダイインク（染料）系の中では

レンジャーの「ディストレスインク」も大好きなインク！

渋い色合いのカラーチャートで好みの色がたくさんありますが

どの色と混色しても

美しい色合いになるのが魅力だと思います。

 暑さの峠もそろそろでしょうか？

みなさんお体にお気をつけくださいね！